聖書一日一章メッセージ集
堺大浜キリスト教会聖書一日一章 1歴代誌 9章 「彼らは神の宮の回りで夜を過ごした。彼らには任務が課されており、彼らは朝ごとにかぎをあけた。」 (1歴代誌 9:27) この章の最初に、イスラエルがバビロン捕囚から帰ったときエルサレムに住み着いたのが、ユダ族、ベニヤミン族、エフライム及びマナセ族、また祭司たち、及びレビ人たちであった、と記されています。彼らは大きな犠牲を払ってでも主を第一にする人たちでした。捕囚から帰国したとき、荒廃した町エルサレムに住むのはたやすいことではありませんでした。ネヘミヤは、「くじで10人に1人づつ、エルサレムに住むようにした。また人々は、自ら進んでエルサレムに住む人々を祝福した。」と記録しています(ネヘミヤ11:1,2)。エルサレムに住んだ祭司たちは、宮の礼拝をつかさどり、レビ人は、聖歌隊としての奉仕と門衛の奉仕にあたり、また宮の器具の管理の仕事もしました。レビ人の先祖のリストにアサフとかエドトンという名前が出てきますが、詩篇によく出てくるように、彼らは聖歌隊の指導者でした。門衛のレビ人の一番初めのリーダーはピネハスでしたが、彼はイスラエルが偶像礼拝にひかれたとき、決然と立って、その罪を一掃した人で(民25:7,8)、「主は彼とともにおられた」と言われています。門衛たちは、宮の周りで夜を過ごし、朝ごとにかぎを開けて民を主の前に迎え入れました。卑しい仕事のようですが、主とともにあり、主の身近に過ごし、人々を主の御許に招き入れる生活はなんと素晴らしい生活でしょうか。ダビデは、「私は悪の天幕に住むよりはむしろ神の宮の門口に立ちたい。」と言いました(詩篇84:10)。 唄野隆 |