聖書一日一章メッセージ集
堺大浜キリスト教会聖書一日一章 1歴代誌 7章 「イッサカル族の者は、トラ、プア、ヤシュブ、シムロンの4人・・・・その子はヌン、その子はヨシュア。」 (1歴代誌 7:1、27) この章には、カナンの地の中央部から北の方に住んだ部族の系図が記されています。この箇所で不思議に思ったのは、モーセの後継者としてイスラエルをカナンの地に導きいれたヨシュアのように大きな働きをした人も、その成し遂げた事業については一言もなく、ただ名前だけが記されているということでした。主の御前においては、何をしたかよりも主に属する者であるかどうかが問題なのです。イエスさまも、弟子たちが伝道旅行から帰ったとき、彼らが悪霊も従うと喜んで報告したとき、「だがしかし、悪霊どもがあなたがたに服従するからといって、喜んではなりません。ただあなたがたの名が天に書き記されていることを喜びなさい。」と言われました(ルカ10:20)。何もできない者だと嘆くことはありません。主に属する者であれば良いのです。イエスさまを信じたときから私たちの名は天に記されているのです。もうひとつ、ここには女性の名前が多く出ていることが目に留まります。だれだれの娘であったとかだれそれの妻であったとだけ記されている人も、町を建てたという人もいますが、女性の名前が男性の名前と同じように記録されています。主は、男女の間に性質や役割の違いはもうけられましたが、働きや主との関係で優劣や差別を認めておられません。“主の御国には、男女を問わずイエスさまの御名を信じた者はすべて同じように迎え入れられるのだ、男女たがいに深い尊敬をもって認めあえ”と語っていただいた、と受け止めました。 唄野隆 |