今日の聖書一日一章からのメッセージです



堺大浜キリスト教会聖書一日一章

                     2列王記 20章

「わたしはあなたの祈りを聞いた。あなたの涙も見た。見よ。わたしはあなたをいやす。三日目には、あなたは主の宮に上る。」
                     (2列王記 20:5)

ユダがアッシリヤに圧迫されていたとき、ユダの王ヒゼキヤはあつい病にかかり回復の見込みがなくなりました。ヒゼキヤが子がないままで死に後継者争いで国が乱れるとユダは滅びます。預言者イザヤはヒゼキヤに、「あなたの家を整理せよ。」と言いました。後継者を決めよ、ということでしょう。ヒゼキヤはそれまで主を頼り懸命に国を守ってきたのに、ふさわしい後継者のないまま死ななければならないという悲しみにたえられず、「壁に向かって」涙ながら主に祈りました。主はヒゼキヤの悲しみをご覧になり、彼の涙も見られました。この主の愛と憐れみは私たちにも注がれています。主はイザヤを通じて、ヒゼキヤに、彼は三日目になおる、そして彼にもう15年の命を与えると告げ、日時計の蔭が10度もどるという奇跡を見せて、そのみことばを確証されました。みことばどおり、ヒゼキヤは3日目に癒されました。ヒゼキヤの子マナセは12歳でヒゼキヤの後を継ぎましたから(21:1)、彼に与えられた15年は後継者を備えるための期間だったわけです。主は、ヒゼキヤが切に求めたエルサレムを守られました。しかし、ヒゼキヤは癒されてホッとしたのか、バビロン王の使いが見舞いに来たとき、バビロンと親しくして、その力によってアッシリヤに対抗しようとしたようです。しかし、主はバビロンに頼る虚しさを告げられました。「人手に頼らず、どこまでも主だけを信頼する者でありたい。そうするよう助けてください。御霊さま。」と祈りました。

唄野隆



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