聖書一日一章メッセージ集
堺大浜キリスト教会聖書一日一章 2列王記 18章 「いったい、お前は何に拠り頼んでいるのか。」 (2列王記 18:19) 北のイスラエルはホセアの第9年にアッシリヤによって滅ぼされましたが、その頃、南のユダではヒゼキヤが王になりました。彼は、偶像に心を寄せたアハズの子でしたが、父とは違って、主を信頼し、主がモーセに命じられた命令を守りました。偶像を取り除き、モーセが作った青銅の蛇さえ、それを拝む人がいたので、打ち砕きました。ヒゼキヤは、父祖ダビデが行ったとおりに主の目にかなうことを行った、と記されているように、心から主を恐れ、主のみこころを知って、主に従う王でした。そんなヒゼキヤを主は喜ばれました。ヒゼキヤは国を良く治め、周りの国々との戦いでいつも勝利しました。主が彼とともにおられたからでした。信仰に堅く立つとき、その人の歩みは確かな歩みとなり、成功します。しかし、大きな試練に直面することはあります。ヒゼキヤが王になって14年目、当時の世界最大の大国アッシリヤが攻め込んできました。ヒゼキヤは貢物を送って引き揚げてもらおうとしましたが、アッシリヤはエルサレムに攻め寄せ、全面的な降伏を求めてきました。そのとき、アッシリヤ王の使者は、“いったい、お前は何に拠り頼んでいるのか、われわれの神、主に拠り頼むというのか、国々の神々の中で、アッシリヤ王の手から自分の民を救うことのできた神はいるのか”と挑みかかりました。主の民は、主こそ信頼できる真の神であることを知るために、このような困難の中で主を信頼することを学ばなければならなかったのです。「お前は何を、誰を信じているのか。」私も同じことを問われている、と受け止めました。 唄野隆 |