聖書一日一章メッセージ集



堺大浜キリスト教会聖書一日一章

                     2列王記 17章

「こうなったのは、イスラエルの人々が、・・・彼らの神、主に対して罪を犯し、ほかの神々を恐れ、・・・たからである。」
                   (2列王記 17:7,8)

イスラエルの王ホセアはアッシリアに降伏してアッシリアに仕えましたが、アッシリヤに背き、裏でエジプトと手を結びました。それで、アッシリアの王は、イスラエルを滅ぼし、イスラエルの民をアッシリアの地に移し、アッシリアや他の地域の人々をイスラエルに連れてきて、そこに住ませました。イスラエルが滅びたのは、直接はホセアの背信によることでしたが、その真の原因は、イスラエルが彼らをエジプトから連れ出し、カナンの地を与えてくださった主を捨て、他の神々に心を寄せるようになり、主を知らず、自分勝手な欲望に従って歩むその地の人々の生き方に習い、不真実で不道徳な生き方をするようになった、というところにありました。主に対する背信が国際関係における背信になって現れたのです。主は主だけを崇める真実な生き方を求められるのです。そして、主は、主こそ主であることをいろいろなやり方で示されます。イスラエルの地に移り住んできた人たちにも、ライオンの害を通して、主をあがめることの大切さを示されました。彼らは、イスラエルの主を拝もうとしました。しかし、彼らは同時に自分たちの偶像をも拝みつづけました。こういう生き方は主に喜ばれません。神さまと私たちの関係は人格関係なのです。人格関係は相手だけに集中するところで育ちます。彼らの生き方は、結婚したのに他の異性との関わりを続けるような不真実な生き方です。そういう夫婦関係は壊れます。同じように主に対する不真実も滅びを招くのです。

唄野隆



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