聖書一日一章メッセージ集
堺大浜キリスト教会聖書一日一章 2列王記 10章 「主がエリヤにお告げになったことばのとおりであった。」 (2列王記 10:17) エフーは、アハブ王朝への謀反が、アハブの罪を責め彼の家の滅亡を預言したエリヤのことばどおりになっていくのを見て(9:26,36,37)、アハブの家を滅ぼすことが自分の使命だと受け取ったようです。しかしそのやり方については、主のみこころをうかがわず、自分の考えで事を進めました。サマリヤにいたアハブの家臣たちに、アハブの子を立てて自分と戦えと脅し、彼に従うという返事を聞くと、アハブの子どもたちの首をイズレエルのエフーのところに持ってくるように命令し、彼らの首を門の傍らに積み上げさせるという残忍さを示しました。彼はそれからサマリヤに向かいましたが、途中で出会ったユダの王アハズヤの身内の者を皆殺しにし、アハブとイゼベルが崇めていたバアルに従う者を皆殺しにしました。自分もバアルを拝むからと欺いて彼らを呼び集め、自分の近衛兵と侍従たちに命じて一人残らず撃ち殺し、バアルの宮を徹底的に破壊しました。主は、エフーの「主を思う熱心さ」を誉め、彼の家は4代にわたってイスラエルの王座に着くと言われましたが、「しかし、エフーは心を尽くしてイスラエルの神、主の律法に歩もうと心がけず、イスラエルに罪を犯させたヤロブアムの罪から離れなかった。」と聖書記者に記録させられました。「ダビデのように主の前に全く歩んだ。」とは言われませんでした。しかし、そのようなエフーの行動をとおしてでも、主のみことばは実現したのです。主のみことばは確かです。しかし、主のみこころを求めるとき、一つ一つの行動にも主お導きを求めたい、と思いました。 唄野隆 |