聖書一日一章メッセージ集
堺大浜キリスト教会聖書一日一章 2列王記 7章 「王が神の人のところに下って行ったとき話した神の人のことばのとおりであった。」 (2列王記7:17) アラムの軍勢がサマリャを包囲し、マリヤは食べるものがなくなって、自分の子を食べるような悲惨な状態に追い込まれました。イスラエルの王は、神の人エリシャのせいだと言って、彼を殺そうとしました。神のさばきを知って悔い改めるのでなく、かえって激しく反発する人もいるのです。すなおに罪を認めすぐに悔い改めるやわらかい心を与えてくださるよう、祈り求めました。エリシャは、自分を殺しに来たイスラエルの王の使いに、大量の食料がとんでもない安値で買えるようになる、と言いました。それを聞いた王の侍従は、そんな馬鹿なことがあるものか、と嘲りました。しかし、そのとき、事態は大きく変わっていたのです。不治の皮膚病で隔離され、町の門のところにたむろしていた4人の病人が、そこに留まっていれば餓死するだけだが、降伏すれば生き延びられるかも知れない、と思って、包囲軍の陣営に行ってみたのです。すると、そこは衣服や金銀が山のように投げ捨てられた無人の野でした。包囲軍は、大軍の近づく音を聞いたように思い、イスラエルの援軍が来たと勘違いして、大慌てで逃げ出した後だったのです。包囲軍の残した食料がサマリヤの門の広場で、大量に、安値で売られました。それまで飢えに苦しんでいた人々はサマリャの門に殺到しました。町の門の管理を命じられた王の侍従は、群衆に踏みつけられて、死にました。エリシャが彼に語ったとおりになりました。神のことばは侮ることのできない、恐るべきおことばなのです。 唄野隆 |