聖書一日一章メッセージ集



堺大浜キリスト教会聖書一日一章

                     2列王記 4章

「この人たちに与えて食べさせなさい。主はこう仰せられる。『彼らは食べて残すだろう。』」
                     (2列王記 4:43)

この章では、ある預言者が亡くなり、その遺族が貧しくなって、子どもたちが奴隷にされそうになったとき、エリシャが、彼らに残された一壷の油を増やして、彼らを救ったこと、シュネムの女がエリシャに親切を尽くしてくれるので、エリシャが主に願って彼女に子どもが与えられたこと、その子が死んだとき、エリシャが祈ると、その子が生き返ったこと、飢饉が襲ってきて、エリシャが、弟子たちに煮物を作らせたとき、彼らが集めてきた野生のつる草に毒があったとわかったが、エリシャが麦粉を投げ入れさせると、毒が消えたこと、そして、エリシャのところに大麦のパン20個と一袋の新穀が届けられたとき、それだけでは皆に足りない、という人々に、エリシャが「この人たちに食べさせよ。彼らは食べて残す、と主は言われる」と言ったがそのとおりになったこと、の四つ、あるいは五つの奇跡が語られています。すべて、主は、主を恐れ主に仕える人たちを大事にし、困難が襲ってきても、奇跡を起こしてでも、彼らを守り養ってくださることを示しています。主は、主を恐れる者を見捨てられることはないのです。イエスさまも、みことばを聞きに来てお腹をすかせた五千人を五つのパンと二匹の魚で養われました(ヨハネ6:1−14)。私たちは、困った状況に陥ると、恐れと不安に取り付かれますが、主は私たちの生活のことも配慮してくださっているのです。目に見える状況に振り回されず、主を信頼し、静かに主を仰ぐことが肝要だ、と示されます。

唄野隆



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