聖書一日一章メッセージ集
堺大浜キリスト教会聖書一日一章 2列王記 3章 「もし私がユダの王ヨシャパテのためにするのでなかったなら、・・・。」 (2列王記 3:14) アハブが死んだとき、それまでイスラエルに服していたモアブが背きました。新しくイスラエルの王になったヨラムは、すぐに軍を動員し、モアブを打とうとしました。そしてユダの王ヨシャパテに助けを求めました。ヨシャパテはその求めに応じました。ヨシャパテに服していたエドムの王も加わりました。ところが、道が遠く、大軍だったので、水がなくなり、困難に陥りました。ヨラムは「3人の王が召されたのは、モアブの手に渡すためだったのだ。」と言いました。情況だけに目を留めたヨラムは、困難に遭うと、否定的な考えに囚われ、悲観的になり、落ち込んだのです。しかし信仰の人ヨシャパテは主のみこころを求めました。そしてエリシャに出会い、砂漠に水が溢れモアブに勝つことができる、と告げられます。そのとき、エリシャは、ユダの王ヨシャパテゆえに答えるのだ、と言いました。イスラエルの王ヨラムには見向きもしませんでした。すべてはエリシャの告げたとおりになって、次の日の朝、水が流れてきて、連合軍は攻めかかってきたモアブを打ち破り、モアブの各地に大きな打撃を与えました。しかし、モアブの王が王の子をいけにえとしたとき、イスラエルは大きな怒りを感じ、イスラエルのモアブ討伐軍は引き上げました。ヨシャパテのように本当に主を信じる人は、その人がいるからということで周囲の人々が祝福されるような生き方をするようになります。主は、国中が罪にまみれても、主を崇め、真実を求めて生きる者がひとりいたら、その町を赦す、と言ってくださるのです(エレミヤ5:1)。 唄野隆 |