聖書一日一章メッセージ集



堺大浜キリスト教会聖書一日一章

                     2列王記 2章

「エリヤの霊がエリシャの上にとどまっている。」
                     (2列王記 2:15)

エリヤは生涯の最後の時をエリシャとともに過ごして、彼を自分の後継者にと願い、エリシャもエリヤとともに歩んで、主のみことばを語り伝える預言者のつとめに大きな意味を悟ったようです。エリヤは自分の死が近いことを悟り、エリシャもそのことを感じ取りました。それで、エリヤはギルガル、べテル、エリコ、ヨルダンと、あちこちの預言者たちを訪ねて回り、エリシャはエリヤに従い、彼を離れませんでした。エリヤは、最後に、何を望むか、とエリシャに問いました。エリシャは、あなたの二つの霊をと言いました。イスラエルでは後継ぎが2倍の分け前をもらうことになっていたのです(申21:17)。エリヤは、難しいことを求める、と言いました。エリヤもエリシャが後継者になることを願っていましたが、実際にそうなるかどうかは主がお決めになることだ、と知っていたからでしょう。それで、自分が取り去られるときエリシャがエリヤを見届けることができたらそうなるだろう、と答えました。その後、エリヤは、火の戦車と火の馬とともに、竜巻に乗って、天に引き上げられました。エリシャはそれを見ました。彼は、エリヤの残していった外套で水を打ち、ヨルダンの水を分けてヨルダンを渡って帰ってきました。それを見ていたエリコの預言者たちは、エリシャがエリヤの後継者とされたことを確認しました。主は、エリシャに悪い水をきよめ、彼を侮る若者たちを打って主の預言者の権威を示し、主の預言者としての働きを始めさせられました。私たちは私たちの指導者の何を見ているだろうか、と問われます。

唄野隆



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