聖書一日一章メッセージ集



堺大浜キリスト教会聖書一日一章

                     1列王記 22章

「主が語られたことばのとおりであった。」
                    (列王記1 22:38)

アハブは、主によってアラムに勝利を得たのに、良い格好したさでしょう、アラムの王を生かし(20:42)、それでアラムは勢力を回復しました。アハブは、ユダの王ヨシャパテと同盟し、彼を誘いこんで、いっしょに、アラムと戦おうとしました。ヨシャパテは、アハブの態度に不安を覚えたのでしょうか、主のみことばを伺ってほしいと言いました。アハブは御用預言者たちを集めました。彼らは異口同音に、出陣して勝利を得よ、と言いました。彼らの預言に不自然なものを感じたのでしょうか、ヨシャパテはさらに主のみことばを求めました。ミカヤが召し出され、アハブの死を予告しました。アハブに悔い改めの機会を与えようとされた主のあわれみが感じられます(21:29)。しかし、アハブは御用預言者のことばを取り上げて、彼の帰還するときまでミカヤを閉じ込めておくように命じて、出陣しました。しかし、何か不安を感じたのでしょう、ヨシャパテには王服で戦いに臨むように依頼し、自分は変装して戦場に出ました。敵はイスラエルの王だけを目指し、ヨシャパテに襲いかかりましたが、彼がイスラエルの王でないとわかると、離れていきました。しかし、何も知らずに射た敵の矢が、アハブの胸当てと草摺りの間の僅かの隙間に射こまれ、アハブは死にました。ミカヤが預言したとおりでした。アハブの死後、彼の血に汚れた戦車がサマリャの池で洗われたこともエリヤの預言どおりでした(21:19)。主は恐るべきお方です。その後、ヨシャパテはイスラエルと距離をおき、ユダで、主を恐れる国造りに励みました。

唄野隆



Copyrihgt© 2004-2014 Sakai Ohama Christ Church All rights reserved.