聖書一日一章メッセージ集



堺大浜キリスト教会聖書一日一章

                     1列王記 20章

「あなたは主のみ声に聞き従わなかったので、・・・。」
                    (列王記1 20:36)

アハブがイスラエルの王がであったとき、アラムの王はベン・ハダデでした。彼の下には32人の王(領主)がいて、ベン・ハダデの下でそれぞれの地域を支配していました。彼らはイスラエルを攻め、その都サマリヤを包囲し、降伏を求めました。イスラエルの王アハブは、降伏しようとしましたが、その条件が過酷だったので、長老たちが、反対し、戦争になりました。そのとき、主がイスラエルに勝利を得させ、イスラエルの主こそ主であることを示す、とひとりの預言者が言いました。アハブとイスラエルが預言者の言うとおりにすると、イスラエルは圧倒的なアラム軍を敗走させました。まもなく、アラムは、地域の王たちによる分権体制ではなく王直属の総督による中央集権体制に切り替え、圧倒的な大軍を動員し、また先の戦いは山地だったから山地の神であるイスラエルの神に勝てなかったので今度は平地で戦い勝利を得ると言って、イスラエルに平地で戦いを挑んできました。主は、神の人の口を通して、アラムの大軍を打ち破ってイスラエルの主が全地の主であることを示そうと言われ、そのとおりになりました。しかし、アハブは主を崇めず、勝利は自分たちの力によると思って、高ぶり、ベン・ハダデを赦して自分の寛大さを誇示しようとしました。しかし、主は、アハブにも、イスラエルの民にも、すべてのものを支配しておられるのは主であることを認めさせようとされていたのです。ですから、善意ではあっても預言者の言うことを聞かなかった人をさばかれました(36)。何よりも大切なのは主を崇め畏れることです。

唄野隆



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