今日の聖書一日一章からのメッセージです



堺大浜キリスト教会聖書一日一章

                     1列王記 12章

「主がそうしむけられたからである。」
                    (列王記1 12:15)

ソロモンが死んだとき、イスラエルの人々は、エジプトに逃れていたヤロブアムを呼び返し、彼をリーダーにして、ソロモンの子、レハブアムに税を軽くしてほしいと要求しました。彼が王位につこうとしてシェケムに来たときのことでした。ソロモンは宮や王宮など多くのものを建設したので、重税が課されていたのです。レハブアムは、主に聞かず長老たちに相談しました。彼らは、民の求めを聞くように助言しました。しかし、彼は、それが気に入らず、若者たちに相談しました。彼らは、王なのだから権威をもって強い姿勢で臨め、と勧めました。レハブアムは、若者たちの勧めに従いました。イスラエルは、ダビデ王朝に私たちの望みはない、と言って離れていきました。レハブアムは、反乱を鎮めようとして大軍を集めましたが、集められた兵たちは、神の人シェマヤに臨んだ主のみことばに従って、それぞれ自分の家に帰り、イスラエルはヤロブアムに従うイスラエル十部族と、レハブアムに従うユダ部族に分裂しました。この出来事は、直接は、経験豊かな長老たちの進言に従わず、苦労知らずで傲慢、無責任な若者たちの勧めに従ったレハブアムの愚かさの結果でしたが、そうしむけたのは主だ、と聖書記者は記しました(11:31)。ソロモンの偶像崇拝の罪にたいする主のさばきの実現を見たのです。しかし、イスラエルのリーダーになったヤロブアムも主を大事にする人ではありませんでした。自分の立場を守るために、自分勝手に偶像をつくり、祭司を任命し、祭りを定めました。どちらもソロモンの罪の実でした。

唄野隆



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