今日の聖書一日一章からのメッセージです
堺大浜キリスト教会聖書一日一章 1列王記 11章 「彼には七百人の王妃としての妻と、三百人のそばめがあった。その妻たちが彼の心を転じた。」 (列王記1 11:3) ソロモンは、卓越した外交と行き届いた内政によって、イスラエルを強くし、平和な国際関係を樹立しました。その始まりはパロの娘を妻に迎えたエジプトとの友好関係でした。その成功を見て、ソロモンは、縁戚関係による平和外交を推し進め、いろいろな国の女性を妻として迎えました。その女性たちに対する愛から、彼女たちの宗教を認めるようになり、さらにソロモン自身が彼女たちの偶像に心を向けるようになりました。自分中心の異性との関わりは危険だと示されます。聖書記者は、「彼の心は、父ダビデの心とは違って、彼の神、主と全く一つにはなっていなかった。」と記しています。神さまとの関係と夫婦関係には、どちらも人格関係だと言う点で共通のものがあります。どちらかが崩れるともう一つの関係にも腐敗が入り込みます。そして、人々からの信頼も揺らぎます。ソロモンの変心にたいして、主は怒りを燃やされ、ソロモンの王国を分裂させ家来に与えるが、ダビデに免じて、一つの部族だけはダビデの子孫に残す、と言われました。ダビデは心から主を信じ、またそのダビデに、主は、彼の王座は長く続くと約束されていました。主はダビデを愛し、その子孫を愛されているのです。しかし、不信はさばかれます。こうして、エドムのハダデ、アラムのレゾン、そしてソロモンの家臣であったヤロブアムがソロモンに敵対し始めました。ソロモンの代にまだそのことが抑えられていたのは、ダビデに免じての、主の憐れみによることでした。 唄野隆 |