聖書一日一章メッセージ集



堺大浜キリスト教会聖書一日一章

                     1列王記 10章

「シェバの女王は、ソロモンのすべての知恵と、彼が建てた宮殿と、・・・を」見て、息も止まるばかりであった。」
                   (列王記1 10:4,5)

シェバの女王が主の名に関連してソロモンの名声を伝え聞き、ソロモンを訪ねてきました。彼女は女王として立ったとき、どのように国を治めればよいのか、どう考え、どう行動すればよいか、いろいろ思い悩み、ソロモンが主から与えられた知恵をもって素晴らしい国を建てていると聞き、直接、聞いて学びたいと思ったのでしょう。彼女の女王としての責任感と向学心にソロモンと共通のものが感じられます(3:7−9)。彼女はソロモンと語りあってその知恵を知り、王宮と王のもてなし家臣たちの態度などを実際に見て驚嘆し、それが主から来ていることを認めて、「私が国であなたの事績とあなたの知恵とについて聞き及んでおりましたことはほんとうでした。実は、私は、自分で来て、自分で見るまでは、そのことを信じなかったのですが、驚いたことに、私にはその半分も知らされていなかったのです。あなたの知恵と繁栄は、私が聞いていたうわさよりはるかに勝っています。」と告白し、主を賛美しました。彼女はソロモンの知恵と彼の成し遂げたこと、そして彼の繁栄を見てこう言ったのですが、彼の信仰と彼の心の向かっていることにどれほど目を向けたでしょうか。ダビデの心は主と一つになっていたと言われていますが、ソロモンはそうではありませんでした(11:4)。大事なのは能力や成果よりも聖書知識やクリスチャン的行動よりも主に向かう心です。「主よ。主を知り、主を信じ、主を愛する者にしてください。」と祈りました。

唄野隆



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