聖書一日一章メッセージ集
堺大浜キリスト教会聖書一日一章 1列王記 9章 「もし、あなたがたとあなたがたの子孫が、わたしにそむいて従わず、・・・行ってほかの神々に仕え、これを拝むなら、わたしが彼らに与えたちの面から彼らを断ち、・・・。」 (列王記1 9:6,7) ソロモンが主の宮と王宮、およびソロモンが造りたいと願っていたすべてのものを完成したとき、主は前にギブオンで現れたときのように、再びソロモンに現れて、 “わたしは、あなたの願いを聞いた、あなたが建てた宮を聖別した、あなたが、父ダビデのように、全き心と正しさをもって歩み、私が命じたことをすべて実行するなら、あなたの王国を確立する、しかし、あなたとあなたの子孫がわたしの命令を守らず、他の神々に仕えるなら、イスラエルを断ち切り、この宮をも投げ捨てる”と言われました。主は、ソロモンが、主を崇め、全力を尽くして主の宮を建てたことを喜ばれ、彼の奉仕をお褒めになり、主を愛し、主のみこころにそって歩むように語りかけられました。そして、主を離れるときは彼らも、宮をも捨てる、と警告されました。主は、主のために何をしたかではなく、主を愛し、主のみこころを行うことを願っておられるのです。ソロモンは、宮と王宮を建てた後も、いろいろなものを建てましたが、建設事業で成功すると、それを続けるしかなくなり無理が生じるのは今も昔も変わらないようです。ソロモンがヒラムにお礼として贈ったガリラヤの町々はヒラムの気にいりませんでしたし、先住民は奴隷とされ、国民もソロモンの事業推進の道具のように組織されたようです。事業よりも、人の生活を大切にする歩みは、主を崇め主を愛するところにあるのだ、と示されます。 唄野隆 |