聖書一日一章メッセージ集



堺大浜キリスト教会聖書一日一章

                      1列王記 8章

「あなたのしもべとあなたの民イスラエルが、この所に向かってささげる願いを聞いてください。あなたご自身があなたのお住まいになるところ、天にいまして、これを聞いてください。」
                     (列王記1 8:30)

ソロモンは、主の宮が完成したとき、イスラエル全部族の長老たちを呼び集め、主の契約の箱を宮に運び入れました。契約の箱を運び入れたとき、聖所に雲が満ち、祭司たちは奉仕することができませんでした。そのとき、ソロモンは、“主は私たちの測り知ることのできない闇の中に住まわれる超越者だ”と賛美しました。そして、イスラエルに向かって、“イスラエルをここまで導き、ダビデを王とし、ソロモンに宮を建てさせてくださったのは、主なのだ”と語りました。それから主に向かって祈りました。“きょう、私は宮を建てましたが、主はそんな宮に閉じ込められるような御方ではありません、私たちをはるかに超えた御方です、それでも、私たちがここでささげる祈りを聞いてください、主がお住まいになる天で聞いてください、罪を犯して悔い改める祈りも、そのための苦しみの中からの叫びも、戦いに出るときの祈りも、戦争に負けて捕虜とされる補囚の地でこの宮に向かって祈る祈りも、あなたのお住まいである天で聞いてください”と祈りました。ソロモンは、私たちは地上で祈りをささげるが主はそれを天で聞いてくださる、と知っていたのです。祈りは天に通じるものなのです。また、“たとえ外国人でも、この宮に来て祈るならその祈りをきいてください”と祈っていることは、彼の祈りの広がりを示しています。私たちの祈りの高さ、深さ、広さはどうか、と問われます。

唄野隆



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