聖書一日一章メッセージ集



堺大浜キリスト教会聖書一日一章

                      1列王記 6章

「わたしはイスラエルの子らのただ中に住み、わたしの民イスラエルを捨てることをしない。」
                    (列王記1 6:13)

 この章は「イスラエル人がエジプトの地を出てから四百八十年目」という書き出しで始まります。ソロモンの主の宮と王宮の建設が出エジプトの出来事のゴールとなることを示しているようです。そのとき、主はソロモンに、建物のことは何も言われず、“主のみことばを守れ、そうすればわたしはイスラエルの中に住む”と言われました。主は、主の民と一緒に住みたいのです。主は主のみことばを守る者とともに歩まれます。今日も、私たちがみことばを守り、主の聖霊を受け、私たちが御霊に導かれるままに生き、主とともに歩む生活を楽しむようになることを主は願っておられるのです。ソロモンは宮をささげましたが、私たちは主に身をささげます。ソロモンは、即位すると、まず、国内の不満を除き、主を礼拝する姿勢を示し、主から知恵をいただいて、国内の統治体制を確立し、国際関係を整え、ツロのヒラムと交渉して宮建設の資材調達の道をつけ、即位後4年目に、主の宮建設に取り掛かりました。宮の建設に7年、王宮の造営には13年かかりましたから、出エジプトの事業が完成するのは、出エジプトの時から数えて500年後のことになります。私が全く主のものとなるのも、イエスさまによる新天新地の完成にも時間がかかります。しかし、主の約束は必ず実現します。私たちも、信じて救いの完成を待ち望み、聖霊を内にいただき、主とともに歩むことを許され、永遠に主とともに生きる新天新地の生活の前味を味わうことが許されているのです。

唄野隆



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