聖書一日一章メッセージ集



堺大浜キリスト教会聖書一日一章

                      1列王記 1章

「祭司ツアドクと預言者ナタンは、そこで彼に油を注いでイスラエルの王としなさい。そうして角笛を吹き鳴らし、『ソロモン王。ばんざい。』と叫びなさい。」
                     (列王記1 1:34)

ダビデの死期が近づいたとき、ハギテの子アドニヤが、次の王座を狙い、軍の長ヨアブや祭司エブヤタルを抱きこみ、イスラエルの有力者たちを食事に招いて、そこで自分をイスラエルの王として認めさせようとしました。そのとき、預言者ナタンは、ソロモンの母バテシェバに、「ダビデの前に出て、『あなたは、先にソロモンを後継者とすると言われたのに、なぜ今、アドニヤが王となったのですか。』と言いなさい。私も行って、あなたのことばを保証します。」と言いました。しかし、預言者ナタンにして、どうして、主のみこころだということを正面に打ち出さず、ダビデのことばを楯にするようなことを助言したのでしょうか。バテシェバとナタンのことばを聞いて、ダビデは、バテシェバに、「私のいのちをあらゆる苦難から救い出してくださった主は生きておられる。」と主を仰いで、主によってソロモンを王とすると誓い、祭司ツアドクと預言者ナタン、それにベナヤに、ソロモンを王の乗る雌騾馬に乗せて、ギホンにくだり、そこで、ソロモンに油を注いで、彼をイスラエルの王にするようにさせ、ダビデ自身がソロモンの王位を認め、ソロモンを王とされた主を礼拝しました。こうしてアドニヤ党は壊滅し、ソロモンがイスラエルの王となりました。自分の名誉や勢力を求める行動は空しく、主のみこころを求めることの大切さを思います。「主を恐れる心をください。」と祈ります。

唄野隆



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