聖書一日一章メッセージ集



堺大浜キリスト教会聖書一日一章

                   2サムエル記 23章

「まことにわが家は、このように神とともにある。とこしえの契約が私に立てられているからだ。」
                   (サムエル記2 23:5)

この章にはダビデの最後のことばが記されています。彼には、自分は卑しい身分の子として生まれたが、主によって油注がれ、高く上げられたという自覚があったと思います。彼は、主が「義をもって人を治める者、神を恐れて治めるものは太陽の昇る朝の光のようだ。」と言われた、と語りましたが、自分がそうしてきたというより、自分の子孫の中からそういう王が現れるという主の預言として受け止めていたのでしょう。「とこしえの契約が私に立てられている。」と言い、「神は私の救いと願いとを、すべて、育て上げてくださる。」と言っているところから、そう受け取ってよいのではないか、と思います。その契約に基づいておいでくださったのが、「ダビデの子孫、イエス・キリスト」(マタイ1:1)です。イエスさまが再びおいでになって、主の義をもって全世界を統治されるとき、すべての悪は除き去られ、すべての戦い、争いは消え去るのです。そのことをダビデも待ち望んだのではないでしょうか。イエスさまが来て、私たちの罪を贖い、新しいいのちを与え、天に昇り、ふたたびおいでになって、救いを完成してくださるという約束を与えてくださっていることを知っている私たちはなおさらそうです。後半部分はダビデの勇士たちのリストです。ダビデの部下には多くの勇士がいました。3人の勇士、30人の勇士、軍の長、などの名前が挙げられていますが、主の国を建てるためには、多くの人々の協力が必要でした。私たちの教会形成や伝道も同じです。

唄野隆



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