聖書一日一章メッセージ集



堺大浜キリスト教会聖書一日一章

                   2サムエル記 22章

「私は苦しみの中に主を呼び求め、わが神に叫んだ。主はその宮で私の声を聞かれ、私の叫びは御耳に届いた。すると、・・・。」
                 (サムエル記2 22:7、8)

ダビデが自分の生涯をしめくくるように、歌った主への賛美です。サウルの手から救われたことを主に歌った、と前書きに記されています。詩篇18篇とほとんど同じ詩です。最初の賛美が全体を一言で表現しています。「主はわが巌、わがとりで、わが救い主、わが身を避けるわが岩なる神。わが盾、わが救いの角、わがやぐら。私を暴虐から救う私の救い主、私の逃げ場。ほめたたえられる方、この主を呼び求めると、私は敵から救われる。」ダビデは絶体絶命の窮地から、主を呼び求めました。主は聞いてくださいました。主は天からくだり、天を震わせ、全地を揺り動かし、海の底、地の基まで露わにするような、偉大なみ力を現わして、彼を救ってくださったのです。主に叫び求め、主が聞いてくださったことを知る歩みは何とすばらしい歩みでしょうか。その主は私たちの救い主でもあります。しかし、主が素晴らしい救いを与えられても、それを私たちがどう受けるかが問題です。主は「全き者には、全くあられ、きよい者にはきよく、曲がった者には、ねじ曲げる方」です。素直に受ける者には豊かに恵みが注がれますが、ひねくれて受けない者には与えられません。主を信頼して素直に主の恵みを受け入れることが大切だ、と示されます。そのとき、私たちも、ダビデのように、主に感謝し、主の前に全く歩み、主によって強められ、敵に打ち勝ち、諸国の民からも尊ばれる歩みに導かれるのです。そして、心からの喜びをもって主を賛美できるのです。

唄野隆



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