聖書一日一章メッセージ集



堺大浜キリスト教会聖書一日一章

                   2サムエル記 13章

「アブシャロムは、ゲシュルの王アミフデの子タルマイのところに逃げた。ダビデは、いつまでもアムノンの死を嘆き悲しんでいた。」
                  (サムエル記2 13:37)

ダビデがウリヤを死なせ、その妻バテシェバを妻とした罪にたいして、主は、ダビデの悔い改めを通して、赦しを宣言されました。しかし、罪の実は刈り取らなければならないことを示されました(12:10,11)。それからしばらくたったとき、ダビデの長男アムノンが三男アブシャロムの妹タマルを見初め、深い恋煩いに陥りました。彼の従兄で悪がしこいヨナダブが、仮病を使ってタマルを呼び寄せ、自分のものとする策を授けました。アムノンはそのとおりにしました。ところが、肉体関係を結んでしまうと、今度は大嫌いになり、タマルを冷たく追い出しました。からだの関係にはこういうことがあると聞きます。タマルの兄アブシャロムは怒りましたが、それをじっと抑えて2年の時日が経ちました。王位継承の第一候補アムノンの失敗で、王位が自分に回ってくるかもしれないと思ったのでしょうか。しかし、ダビデは、ことの一部始終を聞いて激怒しましたが、アムノンにたいして何のさばきも行いませんでした。バテシェバとのことを思うと何も言えなかったのでしょうか。そのことをじっと見ていたアブシャロムは、祝いの席にアムノンを招いて、彼を殺してしまいました。しかし、アブシャロムにたいしても、ダビデは何もしませんでした。バテシェバとの姦淫の罪を思うと正義を行うことができなかったようです。罪の後遺症の恐ろしさを思います。主よ。憐れみください。罪を赦し、罪の記憶から解き放ち、自由を与えてください。と祈りました。

唄野隆



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