今日の聖書一日一章からのメッセージです
堺大浜キリスト教会聖書一日一章 2サムエル記 10章 「強くあれ。われわれの民のため、われわれの神の町町のために全力を尽くそう。主はみこころにかなうことをされる。」 (サムエル記2 10:12) アモン人の王ナハシュが死んでその子ハヌンが王位をついだとき、ダビデは弔問と友好の使者を送りました。しかし、アモン人のリーダーは不信感をもち、使者たちをはずかしめて送り返しました。その上、すぐに戦争の準備をはじめ、アラムから3万3千の援軍を呼び寄せました。不信は不必要な争いを生み出します。ダビデはヨアブとイスラエルの全軍を送り出しました。ヨアブは、前面にアモン人、後ろにアラムの大軍を見て軍を二手に分け、アモン人には弟のアビシャイとその軍勢を、自分は一軍を率いてアラム人に向かいました。彼は、主を信頼し“自分たちの民のため、神の町々のために全力を尽くして戦おう”と全軍を励ましました。明確で正しい目標が民を一致させ強くします。主のため、主の民イスラエルの町々のためというヨアブの呼びかけは、兵士たちの心を奮い立たせました。ヨアブの率いる戦士たちがアラム軍に近づいたとき、アラム軍はイスラエルの前から逃げました。それを見たアモン人も町の中に逃げ込みました。聖書の記述は背後に主が働かれたことを示唆しているようです。その後、アモン人を助けに行って打ち破られたアラムは、連合し、さらに奥地のアラム人も呼び寄せました。今度はダビデ自身がイスラエルを率いて出陣しました。アラムはイスラエルの前から逃げ出し、その後アモン人援助から手を引きました。アモン人は孤立しました。ダビデは成功しましたが、成功は失敗の危険をはらんでいます。そのことを次章で学びます。 唄野隆 |