今日の聖書一日一章からのメッセージです
堺大浜キリスト教会聖書一日一章 2サムエル記 8章 「こうして主は、ダビデの行く先々で、彼に勝利を与えられた。」 (2サムエル記8:6) この章には、ダビデ王国が盛んになっていく様子が記されています。その版図は広大なものでした。ダビデは、西では、永年イスラエルを苦しめてきたペリシテ人を屈服させ、東ではモアブを制圧し、北では、ツオバやダマスコの王たちの大軍を打ち破り、南ではエドムを征服しました。ツオバとダマスコのアラム連合軍に勝利したときには、ツオバの王ハダデエゼルと対立していたハマテの王トイが、王子ヨラムを、貴重な金銀の器のお土産持参で、ダビデのもとに遣わして、祝意を述べさせました。これらの大勝利は、直接的にはダビデの優れた軍事的才能によるものでしたが、実は主が背後で働いておられ、これら数々の大勝利をダビデに得させられたものでした。ダビデはそのことをよく知っていました。ですから、敵から奪ったもの、またトイが持ってきたお祝いの品も、すべて、その最善のものの初穂を、主にささげました。主が祝福し、主の恵みに感謝してダビデがささげる、喜びに満ちた歩みでした。私たちもこんな歩みをしたいものだと思います。このダビデの王国は彼一人で建てたものではありませんでした。軍事面ではヨアブ、内政ではヨシャパテ、宗教的にはツアドクとアビヤタル、宮廷の運営にはセラヤ、それに彼の子どもたちも加わる、多くの人々の協力によって生み出されたものでした。ペリシテ出身の親衛隊もベナヤの下で加わっていました。それらのすべてが主の恵みによるものでした。このことをダビデははっきりと知っていました。私も、私たちを祝福してくださる主の恵みを確認して歩みたい、と思います。 唄野隆 |