今日の聖書一日一章からのメッセージです
堺大浜キリスト教会聖書一日一章 2サムエル記 7章 「わたしはあなたをすべての敵から守って安息を与える。さらに主はあなたに告げる。『主はあなたのために一つの家を造る。』」 (2サムエル記 7:11) ダビデは、国が治まり、ダビデでの町に主の箱を迎え、ほっとしたことでしょうが、そのとき、自分は杉の木で造った立派な家に住んでいるのに主の箱は天幕の中だ、ということに気がつきました。それで預言者ナタンを呼んで相談しました。ナタンはダビデの願いに賛同し、心にあることをみな行いなさい、と励ましました。主もまた主のことを大事に思うダビデの心を喜ばれたのではないかと思いますが、もっと大切なことに気づかせる必要を感じられたようです。ナタンを通して大事なことを告げられました。イスラエルでダビデの王権が確立し、イスラエルが安定を得たのは、ダビデの側の働きの結果ではなく、主が成し遂げてくださったことなのだ、人が主のために何かをするのではなく、主がしてくださることを見、感謝し、賛美して、主に仕えるのが人の側でなすべきことなのだ、ということです。ダビデが主の家を建てるのではなく、主がダビデのために家を建ててくださるのです。ダビデはすぐにそのことを悟ったようです。主の宮は、ダビデの子ソロモンが建てることになります。ダビデは、主の家を建てることを次代に託し、主が自分のために家を建ててくださることを感謝し、主に信仰を告白し、感謝をささげ、主を賛美しました。私たちも、ともすれば、主のために何かをすることを考えますが、主の御前にへりくだり、主の恵みを感謝して受け、主がしてくださることに身を任せ、主の御業にあづからせていただき、主を賛美することが大事なのです。 唄野隆 |