聖書一日一章メッセージ集



堺大浜キリスト教会聖書一日一章

2サムエル記 2章

「この後、ダビデは主に伺った。『ユダの町のどれか一つへ上って行くべきでしょうか。』主は彼に、『上って行け』と言われた。」
                    (2サムエル記 2:1)
 サウル王はペリシテ人との戦いで戦死し、イスラエルには王がいなくなりました。ダビデは、イスラエルのことが気になり、主のみこころを伺いました。彼は、先に、サムエルを通して、主に油を注がれてイスラエルの王となるように示されていたのです(1サムエル16:13)。彼は、主のご指示に従い、家族と兵士のすべてを連れて、ユダの町へブロンに上りました。ユダの人々が彼に油を注いでユダの王としました。そのとき、ダビデは、ヤベシュ・ギルアデの人々がサウルを丁重に葬ったことを聞き、彼らを賞賛しました。彼は、このとき、すでに全イスラエルの王としての自覚をもち、イスラエル全体にたいして責任を感じていたようです。しかし、事態はスムーズには進みませんでした。サウルの子イシュ・ボシェテが生き残っていました。サウルの将軍アブネルも健在で、イシュ・ボシェテをかついでサウル王朝を引き継がせました。それは人間の建てた王朝でした。こうして、サウルの軍とダビデの軍の間に戦争が起こりました。両軍はギブオンで戦い、戦いではダビデ軍の方が優勢でしたが、ダビデの軍団を率いていたヨアブ、アビシャイ、アサエル3兄弟の一人アサエルが、アブネルを深追いして、彼に殺されました。この箇所から、自分の考えと自分の力で道を開こうとするのでなく主のみこころのなることを信じて、主のみこころを伺いつつ、忍耐ぶかく歩むことの大切さを示されました。 
         唄野隆



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