聖書一日一章メッセージ集
堺大浜キリスト教会聖書一日一章 ルツ記 4章 「ボアズは彼女のところに入り、主はルツを身ごもらせ、彼女は男の子を産んだ。」 (ルツ記 4:13) ルツを帰らせた後、ボアズは、町の門のところへ上っていきました。そこで、ボアズは、エリメレクの所有地を買い戻す権利のある人を招き、その土地を買い戻すつもりがあるか、と聞きました。彼はそうしようと答えましたが、そうすればエリメレクの嫁であったモアブ人の娘ルツを妻にしなければならない、と告げられると、辞退しました。イスラエルではモアブ人は受け入れられなかったのです(申23:3)。それで、ボアズは、町の長老たちの前で、その時代の定めにしたがった手続きをきちんと踏んでルツを妻に迎え、エリメレクの子孫を残す使命を果たす、と宣言しました。主は、彼を祝福し、ルツによって、男の子を与えられました。その子はオベデと名づけられました。ボアズがルツを娶ったとき、ベツレヘムの人々は、ルツがラケルとレアのようになるように、またボアズの子孫がタマルがユダに生んだペレツの家のようになるように、と言いました。ラケルとレアの二人からイスラエル12部族が生まれ出ましたし(創35:23以下)、タマルは義父のユダによってペレツを生みました(創38:29)。タマルはユダのカナン人の女による息子エルに嫁ぎ、彼の死後、弟のオナンの妻となりましたが、二人とも子がなく、ユダの家系を残さなければと思ってしたことでした。主は彼女の信仰をご覧になり、祝福してくださったのです。同じ恵みがモアブの女ルツに注がれて、彼女の子孫からダビデが生まれ、その裔にイエスさまが生まれました。主は恵み深くご真実な御方です。主を賛美します。 唄野隆 |