聖書一日一章メッセージ集
堺大浜キリスト教会聖書一日一章 1サムエル記 26章 「ふたりは立ち去ったが、だれひとりとしてこれを見た者も、気づいた者も、目をさました者もなかった。主が彼らを深い眠りに陥れられたので、みな眠りこけていたからである。」 (サムエル記1 26:12) いったんはダビデを追うことをやめたサウルでしたが、また、ジフ人の告げ口を聞いて、ダビデを求めて、ジフの荒野に出て行きました。人間の罪は悔い改めてもまた頭をもたげてくる根深いものです。徹底的な悔い改めが必要です。サウルは、ハキラの丘の道の傍らに陣を敷き、そこで夜を明かしました。ダビデは、アビシャイを連れて、サウルの陣営にもぐりこみました。サウルも将軍アブネルも、兵たちもみな眠りこけていました。アビシャイは、寝ているサウルを殺そうと言いましたが、ダビデは、主は必ず彼を打たれる、主が油を注がれた王に手を下してはならない、と戒め、サウルの槍と水差しを持ち帰りました。サウルの兵士たちがみな眠りこけて、ふたりの行動に気づいた者が一人もいなかったというのは不思議なことですが、このことについて、聖書記者は、「主が彼らを深い眠りに陥れられたので、みな眠りこけていたからである。」と記しています。主が二人を守られたのです。こうしてサウルの陣営を抜け出したダビデは、離れた山のいただきからサウルの軍団長アブネルに呼びかけ、サウルがダビデを追うことの不当をなじりました。サウルは自分の過ちを認め、ダビデに帰ってくるように求め、それが受け入れられないと、ダビデを祝福して帰っていきました。今日のみことばから、お前は、主のご支配を信じ、主に従って自分の歩みを律することを求めて歩め、と示されました。 唄野隆 |