聖書一日一章メッセージ集



堺大浜キリスト教会聖書一日一章

                   1サムエル記 23章

「サウルはいつもダビデを追ったが、神はダビデをサウルの手に渡さなかった。」
                  (サムエル記1 23:14)

 ケイラというユダの町がペリシテ人に略奪されていると聞いて、ダビデは、主にうかがい、その救出に出かけました。ダビデがケイラの町に入ったと聞いたサウルは、ダビデを捕えるために出動しようとしました。ダビデは、エブヤタルによって主にうかがい、サウルは攻めてくる、ケイラの人はダビデをサウルに引き渡す、と知り、すぐにケイラを出ました。彼は、いつも、人に聞くのでなく、自分の判断に従うのでもなく、主にうかがって行動したのです。そういう歩みの中で、逃亡者の身であっても民を救おうとする使命感、しかし民の弱さを知り彼らを頼らない姿勢、を育てられていきました。イスラエルの王に相応しく育てようという主の教育の御手がうかがえます。そのダビデの許へヨナタンが訪ねてきて、主によって彼を力づけました。ヨナタンの主にある友情は、ダビデにとってどんなに大きな慰めと励ましとなったことでしょう。しかし主の教育はまだ続きました。ダビデが身を避けていたジフの人たちの、ダビデを引き渡すという申し出を聞いて、サウルが出動してきたのです。サウルの攻めてくる山の反対側をダビデが反対方向に逃れるという切羽詰った状態でしたが、そのとき、ペリシテ人が攻めてきたという知らせが入り、サウルは帰りました。主はダビデをサウルの手に渡されなかったのです。その主の守りは、出るも止まるも主のみ心を求める歩みを通して知ることができ、ヨナタンの訪問のような信仰の友との交わりによって確証されるのです。

唄野隆



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