聖書一日一章メッセージ集



堺大浜キリスト教会聖書一日一章

                   1サムエル記 19章

「サウル・・・にも神の霊が臨み、彼は預言しながら歩いて、・・・着物を脱いで、・・・一昼夜の間、裸のまま倒れていた。」
               (サムエル記1 19:23,24)

 サウルのダビデにたいする敵意はますますひどくなって、ダビデを殺す、と周りの人々に言い出すようになりました。サウルはヨナタンにもその決意を話しました。ヨナタンはダビデを愛していました。ですから、ダビデはイスラエルのために良い働きをしているし、サウルにとっても益となる人だ、どうして彼を殺そうとするのか、とダビデを弁護し、サウルをいさめました。サウルは、このときはダビデを殺すことを思いとどまりました。ダビデは、ヨナタンのとりなしで、もう一度、サウルに仕えました。しかし、悪い霊がサウルに臨んだとき、サウルの殺意はふたたび燃え上がり、手にしていた槍をダビデに投げつけました。ダビデは身をかわし、その夜は難をのがれました。しかし、サウルは彼を殺そうとして、彼の家に使いを遣わしました。今度はサウルの娘でダビデの妻になっていたミカルがダビデを逃しました。ダビデは、ラマに居たサムエルのところに逃れましたが、サウルの殺意は固く、使いを遣わして、ダビデを捕えようとしました。しかし、使いたちは、霊につかれて恍惚状態になり、ダビデを捕えることができませんでした。こんなことが3度繰り返され、最後にサウル自身が出かけましたが、サウル自身に預言の霊が臨み、彼は恍惚状態のまま、裸で倒れてしまいました。主ご自身が預言者の霊を送って、ダビデを守られたのです。主はどんなことをしても、ご自身のしもべを守ってくださいます。主を信じ、主に身をお委ねしよう、と思います。

唄野隆



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