聖書一日一章メッセージ集



堺大浜キリスト教会聖書一日一章

                   1サムエル記 18章

「ダビデがソウルに語り終えたとき、ヨナタンの心はダビデの心に結びついた。」
                   (サムエル記1 18:1)

ダビデがゴリアテを倒してサウル王に報告したとき、サウルの横でそれを聞いたヨナタンの心はダビデの心と結びつきました。主の御業が語られ、それを同じ信仰に立つ者が聞くとき、語る者と聞く者との間に深い交わりが生み出されます。そして、その交わりは彼らが苦難の道を通る時の支えとなります。このとき以来ダビデはサウルの下にとどめられ、彼の軍の大事な戦士として多くの戦いに出、どの戦いでも大きな勝利を得ました。しかし民が彼の戦果をほめたたえ、それがサウルにたいする評価を上回ったと知ったとき、サウルはダビデに妬みを覚え、彼を憎み、彼を殺そうとしました。サウルは主の民の幸いよりも自分にたいたいする評価を気にする人だったのです。サウルは、悪い霊につかれて錯乱状態になったとき、琴を弾いて彼を慰めようとしたダビデを殺そうとしましたが、ダビデはサウルの手を逃れました。彼は、「主はダビデとともにおられ、サウルのところから去られた」ことを知って、ダビデを恐れたのです。それで、自分の手によってではなく、ペリシテ人の手で彼を殺そうとし、娘のメラブを餌にし、また下の娘ミカルのダビデにたいする愛を利用して、ペリシテ人との戦いに送り出しましたが、ダビデはいつもペリシテ人に打ち勝ちました。サウルはますますダビデを恐れ、彼に対する敵意を燃えたたせました。主に従う歩みを始めると、自分第一の人の妬みを買って苦しめられることがあります。しかし、主を第一にして歩む友も与えられます。

唄野隆



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