聖書一日一章メッセージ集
堺大浜キリスト教会聖書一日一章 1サムエル記 17章 「私は、おまえがなぶったイスラエルの戦陣の神、主の名によって、おまえに立ち向かうのだ。」 (サムエル記1 17:45) サウルは一生の間、ペリシテ人と戦いつづけました。ペリシテ人は鉄の文化をもつ先進国で、その軍は強力でした。苦戦が続きました。それに今度の戦いではゴリアテという巨人が代表戦士として、イスラエルに挑んできました。イスラエル人は、彼を見るとだれもが身を引き、彼との一騎打ちに応じようと名乗り出る者はいませんでした。そこへダビデが、従軍していた兄の安否を問うためにやってきて、ゴリアテの挑戦のことばを聞きました。そのとき、彼は、「この割礼を受けていないペリシテ人は何者ですか。生ける神の陣をなぶるとは。」と言いました。ダビデは主を恐れ主を愛していました。主を辱めるようなことばを聞くと怒りがこみ上げ、彼に立ち向かう力が湧きあがってきました。主を軽んじる者は打たれなければならない、と思いました。でも、羊飼いの少年が経験豊かな戦士と戦うなどということは常識的には考えられないことで、兄は怒り、サウルはなだめようとしました。しかし、ダビデの信仰を見たサウルは、主に委ねることにしました。ダビデは、「私は、おまえがなぶったイスラエルの戦陣の神、主の名によって、おまえに立ち向かう。」と宣言し、刀や槍ではなく、滑らかな石一つで彼を打ち倒しました。主がダビデに勝利を得させてくださったのです。その勇気と力は主を愛し尊ぶ心から生まれ出たものでした。私には、これほどの主にたいする愛と信頼があるだろうか、と問われ、そのような信仰を与えてください、と祈り求めました。 唄野隆 |