聖書一日一章メッセージ集



堺大浜キリスト教会聖書一日一章

                   1サムエル記 14章

「大人数によるのであっても、少人数によるのであっても、主がお救いになるのにさまたげとなるものは何もない。」
                  (サムエル記1 14:6)

イスラエルとペリシテ人とが対峙していたとき、多くのイスラエル人は恐れて逃げ出しましたが、サウルの子ヨナタンは、道具もちの若者ひとりを連れて敵陣に向かいました。彼は敵と味方の戦力の違いではなく、主にのみ目を向けていました。若者はそのヨナタンを信頼して、彼に命を預けていました。信頼で結ばれた二人が敵陣に姿をあらわし、ペリシテ人を打ち倒すと、ペリシテ人の陣営に大混乱が起こり同士討ちが始まりました。それを見て、ペリシテ人に従ってきたヘブル人も、隠れていたイスラエルも、あちこちからペリシテ人に襲いかかり、ペリシテ人は敗走しました。イエスさまも「2,3人、わたしの名によって集まるところにはわたしもいる。」と言われています(マタイ18:20)。ペリシテ人の混乱がはじまったとき、サウルは、祭司に祈りをささげさせましたが、敵の混乱が大きくなるのを見ると中止させ、追撃に向かい、兵士たちには、敵を打ち破るまでは何も食べるなと誓わせ、空腹に耐えられなくなった兵士たちが分捕り物を血のまま食べていると聞くと、石を用意しその上で血を流させてから食べるようにさせました。自分が非難されないように、形を整えようとしたのです。不信と自己防衛を隠した装われた敬虔です。しかしそれはイスラエルの力を殺ぎ混乱を招くだけでした。主もお喜びになりません。「かたちを整えることではなく、主を信頼し信仰をともにする交わりに生きる歩みにお導きください。御霊さま。」と祈りました。

唄野隆



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