聖書一日一章メッセージ集
堺大浜キリスト教会聖書一日一章 1サムエル記 13章 「あなたは愚かなことをしたものだ。あなたの神、主が命じた命令を守らなかった。」 (サムエル記1 13:13) アモン人ナハシュを破ってイスラエルの王となったサウルは、そのとき集まった大勢のイスラエルを家に返し、3,000人の常備軍を残しました。王のつとめは、武力をもって国を統一し、敵から国を守ることが基本だったのです。周りの国々はイスラエルが一つになって強くなることを恐れ、まず、ペリシテ人が攻め寄せてきました。ペリシテ人は鉄を用いる先進文化をもつ強大な民でした。イスラエルは恐れて、サウルの軍隊からも逃亡者が出てきました。サウルも恐れていました。神さまの助けが欲しいと思いましたが、礼拝を導いてくれるサムエルはまだ来ません。サウルは自分でささげものをささげようとしました。主を恐れるより民の目を恐れ、形を整えることに心を向けたのです。彼は全焼のいけにえと和解のいけにえを用意させました。でも、罪のささげものはささげませんでした。悔い改めはなかったのです。その後でサムエルが来て、サウルが、主を恐れ、主を信頼して、主のお導きを待つのでなく、敵を恐れ、王としての分を超え、祭司のつとめまで自分でしようとしたことを責めました。それも悔い改めを欠き宗教的な形だけ整えようとしたものでした。サムエルは、本当に主を恐れ主を大事にする姿勢をもったならその王権は長くつづいたのに、人の目を気にして形だけ整えようとするいき方では王権は長くはつづかない、と言いました。「主よ。人目を恐れ形を整えることではなく、主を求め主を信頼する信仰を与えてください。」と祈りました。 唄野隆 |