聖書一日一章メッセージ集



堺大浜キリスト教会聖書一日一章

                    1サムエル記 3章

「こうして全イスラエルは、ダンからベエル・シェバまで、サムエルが主の預言者に任じられたことを知った。」
                   (サムエル記1 3:20)

 さばきつかさの時代は、めいめいが自分の目に正しいと見えることを行っていた時代でした。祭司エリの二人の息子ホフニとピネハスは、祭司でありながら、主をあなどり、自分中心の歩みを続けていました。エリはそのことに心を痛めていましたが、それを止めることはできませんでした。そういう中で、サムエルは主の宮で主に仕えていました。そのサムエルに主は声をかけ、彼を呼ばれました。サムエルは、それが誰の声かわからず、すぐエリのところに走っていきました。そういうことが三度繰り返され、エリは主がサムエルを呼んでおられるのだと悟り、サムエルに、「その声が聞こえたら、『主よ。お話しください。しもべは聞いております。』と答えなさい。」と言いました。主はもう一度サムエルに声をかけられ、サムエルがエリの指示に従いますと、主はエリの家にたいするさばきを告げられました。サムエルはそのことをエリに話すことを恐れました。しかし、エリに促されてのことでしたが、エリに主のおことばを告げました。そのときから、主はサムエルとともにおられ、彼のことばは一つも地に落ちることはなく、全イスラエルは、サムエルが主の預言者に任じられたことを知りました。主の預言者誕生の出来事でした。主が語られることをよく聞き、誰をも恐れず、はっきりと主のみことばを告げる人が主の預言者に任じられるのです。主に立たせられている牧師や伝道者がはっきりと主のみことばを語ることのできるよう祈ることの大切さを覚えます。

唄野隆



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