今日の聖書一日一章からのメッセージです
2021年9月2日(木曜日) 堺大浜キリスト教会聖書一日一章 イザヤ書 18章 「そのとき・・・万軍の主の名のある場所、シオンの山へ、万軍の主のために贈り物が運ばれてくる。」 (イザヤ書 18:7) 「クシュの幾多の川のかなたに」ある「羽コオロギの国」とは、ナイル川上流にあったエチオピアのことです。イスラエルとは遠く離れ、直接的な関わりはない国でした。そういう遠い国からも万軍の主の名のあるところシオンに贈り物が送られてくるのです。そのことを主から示されたイザヤは感動して、「世界のすべての住民よ。地に住むすべての者よ。山々に旗が揚がるときは見よ。角笛が吹き鳴らされるときは聞け」と語りました。アッシリヤの大軍が進軍してくるとき、アッシリヤを打つ主の軍の旗が揚がる、そのとき、静かにして、どうなるかじっと見つめよ、と言うのです。主は「わたしは静まり、わたしのところから眺める」と語られます。主はアッシリヤが打たれるのを黙って見ていると言われるのです。アッシリヤは、その勢力が伸びきったとき、刈り入れ前に酸いぶどうをならせた枝を切り取り捨て去るように投げ捨てられるのですが、主はそれを黙って見つめられるのです。このアッシリヤに対するさばきは、歴史的にはアッシリヤがユダに攻め込み、エルサレムを陥落寸前にまで追い詰めたとき、主に打たれ、アッシリヤ軍が多くの遺体を残して退却したことによって実現しました(2列王19:35)。その勝利が主によるものであったことが世界中に明らかになり、エチオピアのような遠い国からも主にささげものが送られてくる、というのです。「私も、困難の中でも、慌てふためかず、主を信頼し静かに主を待ちます。」と祈りました。 唄野隆 |